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No.306 2012.09.13発行


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 日中はまだまだ暑い日が続いていますが、9月に入ったら朝夕は少し涼しい風が吹いてきましたね。気象庁によると今年日本の8月の平均気温は平年より1.13度高く、戦後3番目に暑かったと言います。しかし、秋はもうそこまで来ています。もう少しの辛抱です。
 その暑い最中に行われた甲子園の高校野球は、大阪の大阪桐蔭が青森の光星学院を3対0で破り、4年ぶり3度目の日本一に輝きました。しかも、史上7校目の春夏連覇を達成しました。天晴れ。おめでとう。一方、青森の光星学院は3度目の決勝進出でしたが栄冠に届きませんでした。来年もあるよ。
 第14回夏季パラリンピック・ロンドン大会は9月10日未明に終了しました。日本は金メダル5、銀メダル5、銅メダル6個の成績でした。金は前回の北京大会と同じでしたが、総数では北京は27個、今回が16個。
しかし、車いすテニス男子シングルスで国枝慎吾選手が優勝し北京大会に続く2連覇は見事でした。今回感じたことは、あまりTV中継がなかったことです。もう少し、放送して欲しかったと思いました。
 「1人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとつては大きな飛躍だ」は、1969年7月20日に月面に降り立ったときに、米宇宙船アポロ11号のニール・アームストロング船長が語った言葉。その船長が心臓手術の合併症のため8月25日に亡くなりました。82歳でした。合掌。
事務所だより第306号をお届け致します。


労働契約法の一部が改正されました
今回の改正のポイントは次の3点です。

(1) 有期労働契約の期間の定めのない契約への転換
 有期労働契約が反復更新されて通算5年を超えたときは、労働者からの申込により、期間の定めのない労働契約(無期労働契約)に転換させること。
 転換後の無期契約は、別段の定めがない限り、労働者が申込みをした時点と同一の労働条件とします。
 なお、6カ月以上の空白期間(クーリング期間)があるときは、原則として前の契約期間は通算しません。この通算は改正法施行後に契約を開始した分から計算しますので、平成25年3月31日までに契約した分は除かれます。

(2) 有期労働契約の更新等、「雇止め法理」の法定化
 有期労働契約の反復更新により無期労働契約と実質的に異ならない状態の場合、または有期労働契約の期間満了後の雇用継続につき、合理的期待が認められる場合には、雇止めが「客観的に合理的な理由を欠き、社会通念上相当であると認められない」ときは、有期労働契約が更新(締結)されたとみなすこと。

(3)期間の定めがあることによる不合理な労働条件の禁止
 有期契約労働者と無期契約労働者との間で、期間の定めがあることにより労働条件が相違する場合、その相違は職務の内容や配置の変更の範囲等を考慮して不合理と認められるものであってはならないこと。
 これらの改正は、(2)については平成24年8月10日から施行され、(1)(3)は平成25年4月1日施行の予定です。


最低賃金が引き上げられました
 2012年度の都道府県別最低賃金が、全国平均で前年度より12円上がり、時給が749円になりました。
 最低賃金が最も高いのは東京で時給850円に、最も低いのは高知、島根両県の652円。最低賃金で働いた場合の収入が生活保護の受給水準を下回る「逆転」現象は、北海道、宮城、東京、神奈川、大阪、広島の6都道府県。
 関東地方では、茨城699円、栃木705円、群馬696円、 埼玉771円、千葉756円、東京850円、神奈川849円となり、何れの県も平成24年10月1日より実施となります。パート・アルバイトのいる会社さんは要注意です。


社会保険料率〔厚年〕が引き上げられました
 今回の厚生年金保険料率の引き上げは、平成16年の改正から毎年0.354%ずつ引き上げることが確定していて、平成29年9月まで続きます。本人負担分の料率は8.206%から8.383%へとなります。新保険料率は9月分から改定されますが、従業員の給与からの控除は10月1日以降支払う給与からになります。また、7月に行った算定基礎届で標準報酬月額の等級が変更になった従業員も新等級による新保険料率になります。
 なお、健康保険料率、介護保険料率には変更がありません。ご不明の点は遠慮なく当事務所にお問い合わせ下さい。
後記
 夏の猛暑と少雨の影響で首都圏の水がめの利根川上流のダム群の水位が下がり、取水制限が行われています。節水が必要になるかも。節電に、節水か?
 東京スカイツリーが開業して3か月余が過ぎ、来場者数は順調に伸びているようですが、地元の商店街は売り上げが激減という。人が全く歩いていない。特売しても全然ダメと商店主は嘆いています。地元住民も観光客も皆「東京ソラマチ」へ行ってしまったと言う。
 全国有料老人ホーム協会が敬老の日に向けて募集した「シルバー川柳」の入選作品から
・LED使い切るまで無い命(78歳男性)
・3時間待って病名「加齢です」(65歳女性)
・起きたけど寝るまで特に用もなし(73歳男性)
・日帰りで行ってみたいな天国に(71歳女性)
・女子会と言って出掛けるディケアー(74歳男性)

国の有識者会議の試算によると「南海トラフ巨大地震」による死者は最悪で32万人とか。富士山も噴火?どうしょう。

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