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No.333 2014.12.12発行


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 寒い日が続いていますが、風邪など引かぬよう注意して下さい。今年のカレンダーも残り一枚になりました。
 先号でお知らせしましたが、衆議院が11月21日に解散され、12月14日投開票となりました。解散された本会議場の恒例の万歳三唱がやり直されるという珍事がありましたが、争点はアベノミクスか?それとも?この「たより」が皆様に届く頃には大勢はどうなっているか。
 さて、今年1年を振り返って見ますと、1月は食品大手の「マルハニチロホールディングス」子会社の農薬混入事件、2月は関東甲信で2週連続大雪に、東京都知事に舛添要一元厚生労働相が当選、3月はSTAP細胞論文の改ざん問題、4月は消費税が5%から8%に、6月は富岡製糸場が世界文化遺産に登録、7月は教育事業大手のベネッセホールディングスの顧客情報大量流出事件、8月はデング熱が70年振りに国内感染、9月は御嶽山が噴火し、多くの登山者が死亡し、今も6人が行方不明に、10月はノーベル物理学賞に青色LEDを開発した赤崎勇氏、天野浩氏、中村修二氏の3人が受賞、大型台風の18、19号が上陸し各地に多くの被害を出しました。
 この1カ月では、大相撲九州場所で、横綱白鵬が32度目の優勝で、大鵬の優勝回数に並びました。涙の表彰式となり感動しましたが、白鵬に続く力士は誰?
 11月10日、高倉健さんが83歳の生涯を閉じました。私の記憶には「幸福の黄色いハンカチ」が強力ですが、所属事務所のコメントは「往(ゆ)く道は精進にして、忍びて終わり悔いなし」という。合掌!
 11月28日には、菅原文太さんが81歳の生涯を閉じました。「仁義なき戦い」「トラック野郎」などでアンチヒーローを演じましたが、晩年は農業に取り組み、反戦や脱原発に取り組んだという。合掌!
 昭和を代表する映画スターの相次ぐ訃報に言葉なし。色々とあったこの1年。皆様にとってはどんな年でしたでしょうか。大変お世話様になり、誠にありがとうございました。感謝、感謝の気持です。本年最後の事務所だより第333号をお届け致します。


無期労働契約転換の特例について
 労働契約法第18条は「有期労働契約が5年を超えて反復更新された場合、労働者の申込みにより無期労働契約に転換される」との規定がありますが、平成26年11月28日付で特別措置法が公布されました。その内容は
(1)高度な専門的知識等を持つ有期雇用労働者が5年を超える一定期間に完了予定の業務に就く期間(上限10年)
(2)定年後に、原則として同一事業主に引続き雇用される高齢者が雇用される期間は、特例により無期転換申込権が発生しないことになりました(平成27年4月1日施行)
 なお、特例の適用に当り、事業主は、
(1)の者については、労働者が自らの能力の維持向上を図る機会を付与すること。
(2)の者については、労働者に対する配置、職務及び職場環境に関する配慮などが求められています。
 ご不明の点は遠慮なく当事務所にお尋ね下さい。


賞与支払届の提出を忘れずに
 そろそろ賞与の支払時期となりましたが、賞与の支払が有る場合は「賞与支払届」を、賞与の支払が無いときは「総括表」のみの提出となります。賞与からの社会保険料の控除は次のようになります。確認して下さい。
(1)雇用保険料は
  賞与支払額×5/1000(建設業は、6/1000)
(2)健康保険料は(協会けんぽ東京支部の場合)
  賞与支払額(1000未満切捨て)×49.85/1000
  但し、40歳以上65歳未満は  ×58.45/1000
  なお、年間(4月から翌年3月)540万円が上限
(3)厚生年金保険料は
  賞与支払額(1000円未満切捨て)×87.37/1000
  なお、1回の支払額は150万円が上限
 ご不明の場合は遠慮なく当事務所にご相談下さい。


2014年 流行語大賞から
 今年の流行語大賞の年間大賞に、女性お笑いコンビ、日本エレキテル連合の「ダメよ〜ダメダメ」と安倍内閣が7月に行使容認を閣議決定した「集団的自衛権」が選ばれましたが、「集団的自衛権」は受賞者が辞退しました。
昨年の「アベノミクス」も辞退しています。何故?誰が?
 この他には、ディズニー映画の主題歌「ありのままで」や少女漫画から生まれた「壁ドン」、危険ドラッグ、ごきげんよう、マタハラ、レジェンドなどがベスト10に。
後記
 親の介護で離職する社員が、男性・女性を問わず増えていて、介護後の再就職が難しいという。高年齢者の再雇用制度にならって、私は育児や介護で離職した社員の再雇用制度の導入が必要ではと思います。
 11月22日夜に発生した長野北部地震は、震度6弱。私も群馬の実家で遭遇しましたが本当にびっくりしました。その地震で負傷者が出ましたが、死者は0人。それには住民による必死の救出劇があったという。日頃の近所づきあいの大切さが分かった気がします。
 40歳代に比べて身長が2センチ以上縮んだ高齢の女性は介護が必要となるリスクが2倍高くなるという。少なくとも年に1度は身長を測り、背骨の骨折の有無を調べる必要があるという。姿勢が悪くなったと感じたら、医師の診断を受ける必要があるかも。

当事務所の年末年始の休暇は、12月27日から1月5日までです。皆様よいお年をお迎え下さい。ごきげんよう!

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