トピックス


No.336 2015.03.12発行


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 3月に入っても寒い日と、暖かい日がありますが、皆様は如何お過ごしですか。早いもので東日本大震災から4年目になりました。復興工事が進んでいる中で、労災事故が多発しています。その原因が「建設業を中心に未経験者や高齢者が増えている」と分析しています。人手不足や指導できるベテランの職人が少ないとも言う。一日も早い復興と事故のない作業を切に望みます。
 連日新聞やTVで報じられていますが、川崎中1殺害事件は3人の犯人が逮捕されましたが、殺害した18歳少年は「上村さんの人気」をねたんだものという。今回の事件の前にもトラブルがあり、警察も出動しているとのこと。今回の事件は多くのサインが出されているのに誰も気付かなかった?のは残念で仕方ありません。
 おりしも、選挙権年齢を「20歳以上」から「18歳以上」に引き下げる公職選挙法改正が今国会で成立するという。若者の政治参加を促す契機になればいいが、ならば少年法の改正はどうなるのか?大人としての権利を与えておいて、犯罪には少年法で保護するというのは如何なものか。川崎の中1の殺人の犯人は18歳・17歳の少年。18歳といえば高校3年生。本当に大丈夫?
 北陸新幹線が3月14日に開業し、東京と金沢を最速2時間28分で結ぶという。3月14日の一番列車は25秒で完売したという。凄い人気ですね。一方、「東京駅開業100周年記念suica」の購入希望数が499万枚という。私も申し込みましたが、手に入るのは来年春か。
 事務所だより第336号をお届け致します。


セクハラには厳格な対応が妥当に
 職場で部下の女性にセクハラ発言を繰り返した男性管理職の出勤停止と降格処分は妥当だと最高裁第1小法廷が判決した。判決は「セクハラ発言は職場環境を害し、従業員の意欲を低下させる。懲戒処分が社会通念に反するとはいえない」とした。「言葉のセクハラ」について、企業の厳格な対応を支持したもの。
 判決によると、管理職だった40歳代の男性2人は、20歳から30歳代の女性派遣社員2人に対して「結婚もせんでこんな所で何してんの。親泣くで」「もうお局さんやで。怖がれているんちゃうん」などの発言を繰り返したという。露骨に性的な表現を使った卑猥な言葉もあり、うち女性1人は派遣会社を辞めて職場を去ったという。
 争点は、会社が男性2人に対して30日間と10日間の出勤停止にした上で、課長代理から係長に降格。これに対して男性側は、セクハラ発言に当らず、事前に注意や警告もなく処分したのは不当と提訴したもの。
 最高裁は、会社が(1)セクハラ禁止文書の作成(2)セクハラに関する研修参加の全従業員への義務付け等取り組んでいたことを評価し、「管理職としてセクハラ防止を部下に指導すべき立場だったのに、セクハラを繰り返した」と男性側を非難した。
 教訓として、会社は日頃からセクハラ防止教育をしていること、セクハラの事実が確認できたら速やかに、厳格に処分すること。日頃の教育が大事ということか。


大震災への備え、続けている?
 東日本大震災から4年が経ちましたが、震災への備えは充分でしょうか。災害は忘れた頃にやって来る!ではありませんが、ある調査によると食料や飲料水の備蓄を継続していると答えた人は6割位という。
 特に災害に実際遭った人の意見は大事で、多くの人の備蓄内容は、(1)食料と飲料水、(2)懐中電灯や作業用の手袋、(3)携帯ラジオや10円玉の用意、(4)非常用持ち出し袋の用意、(5)家具等の転倒防止、(6)備蓄品を定期的に見直すという。皆様のところは如何ですか?


厚生年金加入逃れの調査を強化へ
 先号(335号)で、国民年金保険料が強制徴収になりますとお知らせしましたが、厚生年金も違法に加入を逃れている疑いの強い中小零細企業が約80万社あることが分ったという。厚生労働省が国税庁からの情報提供を受け、独自に調査したことで明らかになったという。
 国税庁は、従業員の所得税を国に納めている法人事業所として250万事業所を把握しているが、厚生年金に加入しているのは170万社で、残る80万事業所が加入を逃れている可能性が高いという。厚労省はすでに国税庁から所在地などの情報を得ており、今年の4月以降、強力な指導に乗り出し、応じなければ立入検査をし、強制的に加入させる方針という。
 厚生年金は原則として、フルタイムの従業員がいる法人の全事業所と従業員5人以上の個人事業所に加入義務があり、厚生年金保険料の半額を個人と会社が負担することになっている。
後記
 NHK朝の連続TVドラマ「マッサン」の影響か、国産の高級ウイスキーが店頭で品薄になっているという。特に「竹鶴17年」「山崎12年」が品薄に。サントリーは原酒が不足しており、ニッカは瓶詰めが追いつかないという。TVさま、さま。
 タレントの萩本欽一さんが駒澤大学仏教学部の社会人入試に合格。4月から大学生に。萩本さんは認知症対策のつもりで勉強したが合格してビックリ。1日も休まず通い、野球部に入部するという。
 冠婚葬祭入門の著者、塩月弥栄子さんが死去されました。96歳。色々とお世話になりました。合掌!

75歳以上の高齢運転者には認知機能のチェックがあるが、6月に免許更新の小生も対象に。今後はもっと強化されるという

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